俺さ
勤めていた職場の同僚から、退職した現在でも悩みの相談をされたりすることがあるんだよね
先日も「仕事を辞めたい、お前は好きなように生きれて良いね」的な内容で人生相談を受けた
わりと自由な性格だから、やりたい事は優先的にやるし、やりたくないなーと思ったことは後回しにしたり、そもそもやらない(長女が産まれた2ヵ月後にローンを組んでマイホームを購入したにもかかわらず、直後に「今の仕事、なんか違うな」と思い辞めてしまうくらいだ)
自分らしく生きているだけ
辞めたところである程度の貯金があれば生活できるし、貯金がなくなってきたらまた働けばいいんじゃん?的なことを言うんだが、言ったところで相手は納得してくれないから困ったものだ(貯金なかったらゴメン)
俺だってはじめから好きなように生きていたわけじゃない
~昔話をする~
小学4年で両親が離婚し、母親と祖母、そして兄弟と暮らしていたんだ
家庭の収入は、母のパート代と祖母の年金だけだったから、けっして裕福じゃなくてさ
それで長男だった俺は早く自立したいと考えて高校卒業後に、地元の向上に就職したんだよね
でさ、ビックリしたんだ
入社後の研修が終わって、現場デビューしたその月から夜勤+鬼の残業、残業が100時間超えることも多々あった
まじビビった、やべえとこ入っちゃったなって(笑)
でもさ、長男だし少しでも親をラクさせてあげたいって思ってさ
ずっと頑張ってやってたんだよね
『やらなきゃいけない』って勝手に思い込んで何かに追われていた
そんな生活を続けていたある時、めっちゃ仕事がイヤでイヤで、「もうむりー」って限界を迎えちゃった俺は、母親に「もう辞めたい」って言ったんだよね
で、返ってきた言葉が「辞めればいいじゃん」だった
驚いたね、とくに説得されるわけでもなく、あっさり辞めてもいいよって
「身体壊すくらいならやらなくていい」って言われたんだ
たぶんその経験が最初の気づきだった
やらなきゃいけないって思ってることが自分らしく、そして好きに生きるのを邪魔していたんだ
でもそこで”無理をしてまでしなくてもいい”ってことに気づいたんだ
もうひとつが、その仕事がめっちゃイヤだってことを本気で自覚したこと
要は、好きなことを見つけるために、逆のポジションにいる本気のイヤを経験すればいいってこと
はじめから好きなことを自覚して、実行できてる人はいいけど、たぶんそれ少数派
俺のような一般人が好きなように生きるためにはそのくらいの経験が必要だった
その気づきと、経験が当時の会社を辞めて、もっと自分らしく生きるきっかけとなったんじゃないかなって思ってる
だからさ、いま現在進行形でメチャメチャ苦しんで仕事してる人
チャンスだぜ~
俺が本気のイヤを自覚し、行動を起こす直前の段階にいるんだから
あとちょっとだ!
ファイト